欲しいものが、欲しいね。

植草甚一さんほど尊敬すべき人物はいないなァ。まねてもなれる存在ではないよね。

HIATUS KAIYOTE

HIATUS KAIYOTE(ハイエイタス・カイヨーテ)

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オーストラリアはメルボルンで結成されたバンドです。2013年に『Tawk Tomahawk』でデビューしました。個性的な風貌の女性ボーカル/ギターのネイ・パーム、ポール・ベンダー(ベース、ギター、キーボード、プログラミング他)、サイモン・マーヴィン(キーボード、パーカッション他)、ペリン・モス(ドラムス、キーボード、ベース他)が中心メンバーです。

「Nakamarra」。Q-TIPをゲストに迎えたこの曲で第56回グラミー賞ベストR&Bパフォーマンス部門にオーストラリアのバンドとして初めてノミネートされました。

ヒップ・ホップを中心に各種ビート・ミュージック、ネオ・ソウル、ジャズ、フュージョンプログレ、ワールド・ミュージックから現代音楽的な響きやノイズ・ミュージックまで、あらゆる要素がときには一曲中に聴きとれるのが特徴です。

キーボードのサイモン・マーヴィンによれば、制作では各メンバーのバック・グラウンドや興味の対象は自発的に提示され、リハーサルによって曲としての整合性を高めていくといいます。

楽器毎に、あるいは1小節の中で異なったサブ・ディヴィジョン(16分音符、3連符など楽曲を構成する主要な音符の最小単位)が並走する手法はサンプリングやマシン・ビート由来のもので、彼らは特にヒップ・ホップ経由の訛った(ように聴こえる)ビートを多用する。多く聴かれるハーモニーの平行移動はサンプリングされたコード・サウンドをピッチを変えてパッドにアサイン、それを演奏、プログラムして作曲する手法をバンド演奏に逆輸入したようなものだ。強引とも言える曲展開もサンプル由来と解釈できなくもないが、それよりもPCでの音楽再生時に経験しているスピード感、時には複数の楽曲が偶然重なって再生される瞬間にインスパイアされているように感じられる。

mikiki.tokyo.jp

 

Choose Your Weapon

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Tawk Tomahawk

Tawk Tomahawk