欲しいものが、欲しいね。

植草甚一さんほど尊敬すべき人物はいないなァ。まねてもなれる存在ではないよね。

Steamin

The Miles Davis Quintet(マイルス・デイビスクインテット

「Steamin」

Steamin

Steamin

 

相性が良かったクインテットの最高の瞬間です。プレスティッジであのマラソン・セッションで録音された4部作の一つ。目立たない名盤ともいわれています。控えめなミュートトランペットが実に気持ちのいい空間を演出してくれます。MilesとGarland,野太いTraneのテナー、鉄壁のChambers,Philly Joeクインテットの最高の瞬間 です。M6「When I Fall in Love」など疲れたときに聴くと癒やされる曲がそろっています。

フィリー・ジョーのドラミングは、ダイナミズムに溢れながらも常にハードボイルドでリリシズムに富んでる。そして遊び心溢れるのがガーランド。聴き手のツボをどうしたら刺激できるか知り尽くしてる。一を知った瞬間に十を表現していた人。そして信じられないぐらいのドライヴ感を持ち、同時に弓弾きで既存にとらわれない独創性を見せつけたチェンバース。

 

01 Surrey With The Fringe On Top

02 Salt Peanuts

03 Something I Dreamed Last Night

04 Diane

05 Well You Needn't

06 When I Fall in Love

Miles Davis(tp), John Coltrane(ts), Red Garland(p), Paul Chambers(b), Philly Joe Jones(ds)1956年の録音です。