欲しいものが、欲しいね。

植草甚一さんほど尊敬すべき人物はいないなァ。まねてもなれる存在ではないよね。

Back On The Scene

Bennie Green(ベニー・グリーン)

「Back On The Scene」 

バック・オン・ザ・シーン

バック・オン・ザ・シーン

 

 

2005年07月21日ブルーノートレーベルから発売。

1963年カリフォルニア生のハード・バップ・ジャズのピアニスト。父はジャズのサクソフォン奏者。アート・ブレイキー率いるジャズ・メッセンジャーズの一員でもあった。本作はトロンボーン本来のスライドを利かしたまろやかなフレーズが味わえるアルバム。トランペット奏者チャーリー・ラウズも好演している、1958年録音盤。

 

端正にして、真面目。菜食主義者で、無論ドラッグや賭け事とも無縁。ファンに優しくて、義理人情に篤い。あんな好青年を、何で槍玉に挙げるのだと。まあまあ、落ち着いてくだされ。奇人の奇は色々なバリエーションがある。奇抜な人、奇怪な人、そして奇特な人もいる。ベニーは、いわゆるワルが横行するジャズ界では奇特な部類に入るため、書き留める。ベニー・グリーンは、その若い外見よりも、その実力はすでに折り紙がついている。アート・ブレイキージャズ・メッセンジャーズ最晩年において、ブレイキーをサポートしたなかでは、ジェフ・キーザーと共に双璧であったし、ブルーノートからもアルバムをかなりリリースしていた時期もある。現在は専らテラーク・レーベルからのリリースがほとんどだが、何せ霊験あらたかなのは、この人すでにあのオスカー・ピーターソン直々に自分の後継者ということで、公式指名を受けているのである。じゃあ、天才なのだなと誰もが思うだろうが、実は彼ほどの努力家はいない。練習でのし上がってきたからこそ、奇特なのだ。

http://blog.livedoor.jp/jazzymori/archives/50992720.html

 

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