欲しいものが、欲しいね。

植草甚一さんほど尊敬すべき人物はいないなァ。まねてもなれる存在ではないよね。

Genius Of Modern Music Vol. 2

Thelonious Monkセロニアス・モンク

「Genius Of Modern Music Vol. 2」

 ファンを魅了してきたピアニスト/コンポーザーの1951年、52年の録音。

Genius of Modern Music Vol2

Genius of Modern Music Vol2

 

 

そのブルージーなアウトライン、クラシック・リズミック・ブレイク、そしてメロディの見事な輪郭をもった"Straight No Chaser"は、このレコーディングで初めてモンクは披露し、それ以降ジャズ・スタンダードとして確立。全てのモンクのチューンはティージーかつインタラクティヴなテーマや驚くべき構造的コントラストを持っており "Four In One," "Skippy," "Hornin' In" などでの演奏などが聴きどころ。

この40年代終わりに録音された曲はみな、セロニアス・モンクの初リーダー・セッションの音源だ。このピアニスト兼作曲家の唯一無比のスタイルはすでにこの時点で確立されている。立体的な演奏法、くせのあるメロディー、しゃれたウィット、そして懐の深いタイム感、アクセント、音色。耳に残る「Ruby My Dear」や、風変わりに料理したガーシュウィンの「Nice Work If You Can Get It」などのピアノトリオ・ナンバーがベストといえるだろう。ホーンセクション入りのナンバーは意図的に乱雑なアレンジになっており、モンクが50年代にRiversideから発表した一連の作品の統一感・コンセプトに比べると不安定な出来だ(50年代の音源はすべて15枚組豪華ボックス・セット『Complete Riverside Recordings』で聴くことができる)。とはいえ、今回現存する最上級の音源からリマスターしたことにより、モンクのブルーノート時代の音源もはるかにいい音質で楽しめるようになった。(Jed Distler, Amazon.com)

 


1 Four in One 3:31
2 Four in One (Alternate Take) 3:30
3 Criss Cross 2:57
4 Criss Cross (Alternate Take) 2:51
5 Eronel 3:04
6 Straight No Chaser 2:58
7 Ask Me Now (Alternate Take) 4:28
8 Ask Me Now 3:16
9 Willow Weep for Me 3:02
10 Skippy 3:01
11 Skippy (Alternate Take) 3:10
12 Hornin' in (Alternate Take) 3:09
13 Hornin' in 3:15
14 Sixteen (First Take) 3:31
15 Sixteen (Second Take) 3:40
16 Carolina Moon 3:28
17 Let's Cool One 3:49
18 I'll Follow You 3:46

 

パーソネル:(パーソネル) Thelonious Monk (piano); Sahib Shihab, Lou Donaldson (alto saxophone); Lucky Thompson (tenor saxophone); Kenny Dorham (trumpet); Milt Jackson (vibraphone); Nelson Boyd, Al McKibbon (bass); Art Blakey, Max Roach (drums).             
http://www.universal-music.co.jp/p/471-521#VD8kiXOM0Pii6VkS.99 で詳細を読む