Majid Bekkas(マジド・ベッカス)
「Al Qantara」
アラビアンナイトの世界から漂う北アフリカのスピリット。★×3
地中海に面し、古くからヨーロッパとの交流が盛んに行われてきたモロッコ。土着のジャズの魂が漂います。マジド・ベッカスは1957年生まれのモロッコの歌手です。民族音楽的なうねるような歌声が特徴です。
本作はベッカスの率いる「Afro Oriental Jazz Trio」が2013年に発表したアルバムです。M1はアフリカ打楽器のリズムが、M2ではモロッコの路地に迷い込んだような妖しげな弦楽器のリズムがこのアルバムの世界観を表現しています。M4「Bouregreg」はモロッコ王国の中心都市ラバトを流れるブー・レグレグ川です。ラストでもリピートされています。
01 - Bania
02 - Al qantara
03 - Bled el ghourba
04 - Bouregreg
05 - Choroq
06 - Sidi Ali Ben Hamdouch
07 - Guinea
08 - Ana bouhali
09 - Lettre a Aabla
10 - Sidi Ali Ben Hamdouch RE
11 - Bouregreg RE
Qantaraとはエル・カンタラ橋のことではないかと推測します。ローマ時代に水道橋として造られオスマン帝国時代とフランス植民地時代に改築された高さ160mのアーチ橋です。