欲しいものが、欲しいね。

植草甚一さんほど尊敬すべき人物はいないなァ。まねてもなれる存在ではないよね。

Mr. Blues

Hank Crawford(ハンク・クロフォード

「Mr. Blues」

 ブルースの達人。アルト・サックスから出てくる音全てがクロく染まってしまうように感じるプレイヤーです。

ミスター・ブルース

ミスター・ブルース

 

 

アルト・サックス奏者ハンク・クロフォード1967年発表のアルバム。『ミスター・ブルース・プレイズ・レディ・ソウル』(1969)と同一セッションの2曲をはじめ、「オン・ア・クリア・デイ」「ルート66」などが収録されています。

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両曲とも思わず体が踊り出してしまいそうな楽しい演奏です。

ハンク・クロフォードは、1934年テネシー州メンフィス生まれ。2009年没。9歳からピアノを学び、高校入学時に父親からアルト・サックスをプレゼントされたことをきっかけにホーン奏者へと転向。チャーリー・パーカー、ジョニー・ホッジスらから大きな影響を受け90年代までの長期に渡って活躍しました。レイ・チャールス(Ray Charles)のバンドに参加し、Bennie Crawfordとしてバリトンサックスを吹いていたそうです。理屈よりもノリ優先のソウル・ジャズ系サックス奏者です。David "Fathead" NewmanやEddie Harris、JImmy Forrestと似た系統。代表作に「ヘルプ・ミー・メイク・イット・スルー・ザ・ナイト」、「マルチプリケーション/エリック・ゲイル」などがあります。少なくとも解りにくい・聴きづらいということはないタイプのジャズメンです。

他に参考 http://rittor-music.jp/saxbrass/column/funkdisc/194

 

1. Mr. Blues
2. On A Clear Day (You Can See Forever)
3. Hush Puppies
4. Danger Zone
5. Route 66
6. Lonely Avenue
7. Teardrops
8. Smoky City
9. The Turfer

 

 「モア・ソウル」(1961年)
 「フロム・ザ・ハート」(1962年)
 「ディグ・ジーズ・ブルース」(1965年)
 「アフター・アワーズ」(1966年)
 「ミスター・ブルース」(1967年)※本作
 「ミスター・ブルース・プレイズ・レディ・ソウル」(1969年)
 「イッツ・ア・ファンキー・シング・トゥ・ドゥー」(1971年)
 「ヘルプ・ミー・メイク・イット・スルー・ザ・ナイト」(1972年)
 「ワイルド・フラワー」(1973年)
 「ティコ・リコ」(1977年)
 「ダウン・オン・ザ・デュース」(1984年)
 「ロードハウス・シンフォニー」(1985年)
 「ミスター・チップス」(1987年)
 「ポートレイト」(1991年)
 「ライト・ターン・オン・ブルー」(1994年)
 「ブルース・グルーヴ」(1995年)
 「クランチ・タイム」(1999年)
 「ザ・ベスト・オブ・ハンク・クロフォード&ジミー・マクグリフ」(2001年)