Terry Riley(テリー・ライリー)
「A Rainbow In Curved Air」
テリー・ライリーはSteve Reichらと同じ1960年代に活躍したミニマリストの作曲家です。1968年のアルバム『In C』は即席のオーケストラメンバーで演奏されこのジャンルの傑作となっています。
『A Rainbow In Curved Air』では、Rileyがすべての楽器を演奏しています。タイトル曲はオルガンがモチーフとなっていて、鍵盤さばきが鮮やかです。2曲目の『Poppy Nogood and the Phantom Band』 は、Brian Enoの後のアンビエント的な作品に見られる低音、ゆったりとしたメロディーなどを思わせます。
ライナーノーツには、幸せなユートピアについての散文詩が書かれています。「すべての戦争は終わった。ペンタゴンもその役割を終えて、赤、黄、緑に塗られた。国旗が縫い合わされて、明るいサーカスのテントが作られた。政治家はここで無邪気にサーカスの出し物をするのだ」。
01 - A Rainbow In Curved Air
02 - Poppy Nogood And The Phantom Band