欲しいものが、欲しいね。

植草甚一さんほど尊敬すべき人物はいないなァ。まねてもなれる存在ではないよね。

ベスト 2005 - 2015

山中千尋

「ベスト 2005 - 2015」 

ベスト 2005 - 2015

ベスト 2005 - 2015

  • アーティスト: 山中千尋,ベニー・ベナック3世,Yoshi Waki,Yasushi Nakamura,ベン・ウィリアムス,ヴィセンテ・アーチャー,ラリー・グレナディア,ジャネル・ライヒマン,ロバート・ハースト,アヴィ・ロスバード,ベニー・ベナック
  • 出版社/メーカー: ユニバーサル ミュージック
  • 発売日: 2015/10/14
  • メディア: CD
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日本の若手ピアニストで、上原ひろみとともに、バークリー出身のスターとして人気を二分しているピアニストが山中千尋です。

彼女のアルバムの購入は「Living Without Friday」(澤野工房)以来2枚目です。中島みゆきが歌う子守歌のような「A Sand Ship」のフレーズが心に残っていたからです。

ライブを聴いた人の話では、彼女の演奏は小柄な体のどこから湧きだすのか不思議なくらいの鋭い鍵盤のタッチの演奏なのだそうです。仁王立ちして鍵盤に向かう姿を想像してしまいます。

スタイルはやや保守的ですが知的なピアノを感じます。スタンダードやジャズの歴史踏まえた演奏は先人への敬意がにじみ出ていて、本当にジャズが好きなんだなという感じが伝わってきます。

山中の話はアグレッシブで実に毒舌で小気味よい。さすがかかあ天下の群馬出身、バークリー卒業後、NYで腕一本で食っていっているだけのことはある。名だたる評論家であっても、面と向かってズケズケと批判する。先日、ミュージックバードの番組では岩浪洋三も寺島靖国も・ボロクソにやられて、実に面白かった。

彼女、ジャケット写真のお嬢さん的イメージを持ったままライヴに行くと唖然とすると思います。小柄ながら凄いパワーで、イスの上で飛び跳ねたり立ち上がったり。上腕の筋肉ビシッ。ピアノぶっ壊すんじゃないかと思うぐらいで、CDよりライヴのが圧倒的に激しい。 

 

ディスク:1
1. サマーウェーブ
2. シング・シング・シング|ギヴ・ミー・ア・ブレイク (メドレー)
3. カン・ビロン・ヴリュ・ダンセ
4. ビコーズ
5. エリーゼのために
6. 八木節 (新録音)
7. ヒアズ・ザット・レイニー・デイ
8. スリップト・ディスク
9. テイク・ファイヴ (新録音)
10. フニクリ・フニクラ
11. メープル・リーフ・ラグ
12. フライデー・ナイト・アット・ザ・キャデラック・クラブ
13. ゼア・ウィル・ネヴァー・ビー・アナザー・ユー
14. ドント・ノー・ホワイ

ディスク:2
1. カリヨン
2. ソー・ロング
3. リヴィング・ウィズアウト・フライデー
4. レイン、レイン・アンド・レイン
5. ハノン・ツイスト
6. ドリフト・アパート
7. オン・ザ・ショア
8. ワン・ステップ・アップ
9. オーリンズ
10. ザ・ルート・オブ・ザ・ライト
11. 2:30 ラグ
12. インサイトフォーサイト
13. B.G. (バッド・ガール)
14. G.B. (グッド・ボーイ)
15. ザ・バックストローク・ダンス