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欲しいものが、欲しいね。

植草甚一さんほど尊敬すべき人物はいないなァ。まねてもなれる存在ではないよね。

Dream Catcher

Philippe Saisse(フィリップ・セス)
「Dream Catcher

ドリーム・キャッチャー

ドリーム・キャッチャー

 

デジタル・テクノロジーとバンド・サウンドが見事なまでに融合したサウンド です。

 

耳になじむ癒やし系のサウンドが空間を満たす。1994年リリースのアルバムですが時代を感じさせないアルバムです。廃盤なのが惜しい。

ドラムにPoogie Bell、ベースにChris Minh Doky、Pino Paladino、Marcus Millerを起用したトラックばかりでなく、セス自身による巧みなプログラミングのテクニックを駆使して、よりヒューマンなリズム/グルーヴを作り上げているのは見事。そして曲によっては生のホーン・セクション/ソロイストをフィーチャーしたサウンドも抜群のサウンド・センスも披露しており、アルバム全体の構成という面でも実にすっきりと仕上げられている。 

 

01 - Madison Rose

02 - Proko Groove

03 - Masques

04 - Me & The Boyz

05 - Prelude

06 - Wolverine

07 - Maurice & Igor

08 - Images

09 - Secret Garden

10 - Dream Catcher

11 - Crystal Flight

12 - Images [Reprise]

13 - Will You Ever Know (For Joniece)

 

M1:Saisseの美しいピアノの音色とDokyの力強いアコースティック・ベース、BellのMarcusバンドとは一味違う繊細なドラミングが実によくマッチして音楽的な波動を生み出している。

M2:Saisseのエレピのサウンドが音色、フレーズ共に素晴らしい。Hancockの影響を強く感じさせるプレイとMoroch(G)、Garrett (Ss)が絡み合い織りなす程よいジャジーな感覚が実に心地よい。サウンドの停留に流れているサウンドはMiles DavisMarcus Millerのそれとかなり近い感覚なのだが、その洗練された完成度の高さはSaisseの方に軍配が上がる。ソロイストとして大きくフィーチャーされているGarrettのソプラノも存在感十分だ。

M3:Saisseのアコースティック・ピアノをフィーチャーした美しくメロディアスなナンバー。

M4:Doky(B)、Bell(Ds)のリズムをフィーチャーし、更にホーン・セクションまで加えたフュージョン感覚豊かなナンバー。シンプルでファンキーな打ち込み的なリズムをベースにエレピとホーン・アンサンブルが織りなす音世界はまさにSaisseの音の魔法に彩られているといった感じだ。

M5:David Sanborn(As)の曲ではと勘違いしてしまうかもしれない。

M6:ベースにMarcus Miller、Kenny Garrettのソプラノを迎えてのトラック。

M7:Doky~Bellのリズムを起用、Jonathan Butler(G)をフィーチャーしてアコースティックな美しさを前面に押しだしたサウンドを創り挙げている。

M8:ほんの短い、実にさりげない小品ながらも、Saisseのピアニストとしての卓越した技量、表現者としての才能の高さを十二分にアピールしたトラック。

M9:リズムもそのほとんどを自らのプログラミング処理でまかなっている筈なのに、決してそれが如何にもといった感じのマシン臭を感じさせないというのも見事だ。

M10:テナーとアコースティック・ピアノのデュオによるトラック。

http://www.asahi-net.or.jp/~me9a-ngmt/philippesaissedreamcatcher.html