欲しいものが、欲しいね。

植草甚一さんほど尊敬すべき人物はいないなァ。まねてもなれる存在ではないよね。

Polanna

Anna Maria Jopek(アナ・マリア・ヨペック)

「Polanna」 

Polanna

Polanna

 

物憂げに歌いかけてくる女性ヴォーカルが好みなので一票を入れます。パットメセニーとのコラボで発見、渋谷のHMVで発掘しました。

ポーランドジャズ界の歌姫Anna Maria Jopek*1の活動休止から3年ぶりとなる新作3部作のうちの一つ14枚目のアルバムです。”ポーランドの音楽をルネッサンスから現代まで、古典的な伝統と現代ジャズへの系譜をを見つめ直す”というテーマで構成された内容なので、曲調は重厚で、社会主義国家時代の空気が漂ってきそうなところもあります。

 

「私達の音楽をルネッサンスから現代まで俯瞰した試み。音,フレーズ,メロディーラインの中でポーランド遺伝子を取り出すことを目指しました。この型にはまらないグループに集ったのは,ポーランド民俗音楽の優れた演奏家マリア・ポミャノフスカ,天才的なキューバのピアニストであるゴンサロ・ルバルカバグラミー賞4回受賞の編曲者でもあり,アコーディオン奏者でもあるギル・ゴールドスタイン,優れた古典チェロ奏者ラファウ・クファイトコフスキ。つまり,古典的な伝統と私たちのジャズの経験とざらざらした民俗音楽のきらめきの間にぶら下がったような音楽なのです。まもなく,偉大な音の演出家ジョー・ファーラと,編集の手助けを同意してくれた私たちの親友パット・メセニー・グループのスティーヴ・ロドビーの手により,ニューヨークで仕上げられました。」 

 

 

01. Kiedy Ranne Wstają Zorze
02. Uciekaj, Uciekaj
03. Laura i Filon
04. Rdzawe Liście
05. Przychodź Miły, Dzień Już Biały
06. Dziś Do Ciebie Przyjść Nie Mogę / Czerwone Maki Na Monte Cassino
07. Uwoż Mamo
08. Z Tęsknoty. Kujawiak. 
09. Poznałem Dziewczyna.
10. Suwany
11. Modlitwa Kiedy Dziatki Spać Idą (Już Się Zmierzcha)
12. Oj Lulaj, Lulaj
13. Płonie Ognisko i Szumią Knieje

 

Anna Maria Jopek - vocals
Gil Goldstein - acordeon
Pawel Dobrowolski - drums, percussions
Krzysztof Herdzin - duduk, vocals
Robert Kubiszyn - double bass, acoustic bass guitar
Rafal Kwiatkowski - cello
Robert Murakowski - flugelhorn, tumpet
Marek Naiorkowsku - acoustic guitar
Pedro Nazaruk - vocals, flute, dulcimer
Maria Pomianowska - sarangi
Gonzalo Rubalcaba - piano (ゴンザロ・ルバルカバ)
Wieslaw Wysocki - clarinet, bass clarinet, saxophone
Staszek Soyka - vocals

 

*1:ポーランドの音楽家、歌手。作詞家、作曲家、音楽プロデューサーでもある。これまでにポーランドのゴールドディスクを10回、プラチナディスクを7回獲得。2015年にはポーランド復興勲章を受章している。