欲しいものが、欲しいね。

植草甚一さんほど尊敬すべき人物はいないなァ。まねてもなれる存在ではないよね。

Open Sesame

Freddie Hubbardフレディ・ハバード

「Open Sesame

Open Sesame

Open Sesame

 

黒い雰囲気が充満するフレディーのプレイは圧巻です。

フレディ・ハバード*1初のブルーノートでの録音。ジャズ・メッセンジャーズ参加前年にハバードが録音した初リーダー作。

 

M1イントロのベースとドラムの演出による緊張感、細いところを通っているようなトランペットとサックス。ストイックで無駄がない。このシンバルをガシャーンと叩きつける音は好み。 ハバードによるトランペットソロは音階を上から下へと移動するが、サウンドは真っ直ぐストレート。にしても、シンバルはいまだにガンガンガシガシ鳴っている。テナーサックスは咆哮する。 とにかくこの2ホーンは自己主張が強い。マッコイ・タイナーのピアノソロになると、ドラムの演奏も控えめになる。マッコイらしいタッチで、粒立ちの良い音を出している。

1. Open Sesame(T.Brooks) 7:08
2. But Beautiful(J.Burke-J.Van Heussen) 6:23
3. Gypsy Blue(T.Brooks) 6:25
4. All Or Nothing At All(J.Lawrence-A.Altman) 5:32
5. One Mint Julep(R.Toombs) 6:00
6. Hub's Nub(F.Hubbard) 6:51
7. Open Sesame(alt-tk) 7:14
8. Gypsy Blue(alt-tk) 7:35

1960年録音。

フレディ・ハバード(tp)、ティナ・ブルックス(ts)、マッコイ・タイナー(p)、サム・ジョーンズ(b)、クリフォード・ジャービス(ds)。

*1:Freddie Hubbard は 1938 年 4 月 7 日、 インディアナ州 インディアナポリス で生まれ、 1958 年にニューヨークに進出しています。このアルバムを含めた 1960 年代初頭、 Blue Note に多くの録音を残している.この "Open Sesame" を含め 8 枚のリーダー・アルバム、約 30 枚のアルバムにサイドマンとして登場しています。1970 年代に入ると、彼は ハービー・ハンコック 率いる VSOP のメンバーとなり、日本でも大ブレイク。また、 CTI レコードにも多くの作品を残しています。2008 年 12 月 29 日、心臓発作により逝去。