欲しいものが、欲しいね。

植草甚一さんほど尊敬すべき人物はいないなァ。まねてもなれる存在ではないよね。

A Day In The Life

Wes Montgomery(ウエス・モンゴメリー)

「A Day In The Life」 

Day in the Life

Day in the Life

 

60年代、ジャズギターの奏法に革新をもたらしたアーティスト、ウェス・モンゴメリーが1967年に発表したアルバムです。

 

敏腕プロデューサーのクリード・テイラーが立ち上げたA&M/CTIに移籍し、イージーリスニング・ジャズとして大成功を収めた最初の曲です。

当時発表されたばかりのビートルズの"Sgt Pepper's Lonely Hearts Club Band”の中から"A Day In the Life”を表題曲とするなど、クリード・テイラーがこの作品にかけた意気込みが感じられます。

編曲はドン・セベスキー。ウェスのコンボ時代と変わらないギターの冴と表現力、それに絡まるドンセべスキーの美しく刺激的なオーケストラアレンジが楽しめます。

 

1. A Day In The Life
2. Watch What Happens
3. When A Man Loves A Woman  男が女を愛する時
4. California Nights
5. Angel
6. Eleanor Rigby
7. Willow Weep For Me
8. Windy
9. Trust In Me
10. The Joker

Personnel
Herbie Hancock (p) Wes Montgomery (g) Ron Carter (b) Grady Tate (d) Ray Barretto (cga) Jack Jennings, Joe Wohletz (per) Don Sebesky (arr, cond)        &Ochestra

 

ウェスモンゴメリーは1950年代後半、ダイナミックなオクターブ奏法とピック使わず親指で奏でる柔らかなトーンを駆使した驚異のテクニックによる演奏で、またたく間に第一線に躍り出、60年代初頭にはジャズギターの金字塔と言うべき作品、"Incredible Jazz Guitar”や" Full House"といった超名盤を残しています。

その後、60年代半ばにはストリングスセクションを加えた作品にも挑戦、66年に発表した"夢のカリフォルニア”では、当時爆発的ヒットしていたママス&パパスの同名曲をいち早く取り入れ話題となっています。