「ジャズだが?ジャズだじゃ!~津軽弁ジャズ~」
津軽弁の素晴らしさを満喫できる名ジャズ・アルバムです。 「津軽弁には、ふるさつの想いをかき立ててくれるものがある。ジャズには、遠く輝くものへの憧れを掻き立ててくれるものがある。そこに私の音楽の旅がある」
2015年10月23日“津軽弁の日” にリリースされた本作。津軽弁でジャズとは全く斬新なアイデアながら、なぜかしっくりくる。この感覚は実際にアルバムを聴いてもらう他ない。ハイライトは青森県出身のシンガー佐藤竹善とのデュオによる「この素晴らしき世界」と津軽三味線の上妻宏光が参加している「ラスト・ダンスは私と」。ジーン・ジャクソンがドラムを叩いているのも粋だ。全6曲収録。
実力には定評のある伊藤君子さんが、津軽弁を駆使してスタンダード・ナンバーを歌っています。arr & pf は大石学、bassは坂井紅介、drは海老沢一博のトリオもご機嫌のジャズを披露しており、企画のユニークさはその通りですが、決して際物ではない上質のジャズだと言えるでしょう。小豆島出身とは思えない伊藤さんの津軽弁はまるでフランス語か北欧の外国語のような雰囲気をまとわって聴こえてきます。
1. My Favorite Things <私の好ぎなもの>
2. Sometimes I’m Happy
3. Summertime
4. Fly Me To The Moon
5. Who Can I Turn To? <誰サ たもずがれば良だきゃ?>
6. 別離