欲しいものが、欲しいね。

植草甚一さんほど尊敬すべき人物はいないなァ。まねてもなれる存在ではないよね。

At The Cafe Bohemia - Volume 1

The Jazz Messengersジャズ・メッセンジャーズ

「At The Cafe Bohemia - Volume 1」

稀代のドラム奏者アート・ブレイキーが率いるハードバップの人気バンドの名演。

At the Cafe Bohemia Volume 1

At the Cafe Bohemia Volume 1

 

ニューヨークにあった名門ジャズクラブ「カフ・ボヘミアミア」 *1ケニー・ドーハムのトランペット、テナーのハンク・モブレーホレス・シルバーのピアノ、アート・ブレイキーのドラミング・・・ハードバップ*2を代表する演奏者がそれぞれの実力と技術を絶妙なバランスと高度なレベルで発揮した名盤です。

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『The Jazz Messengers At The Cafe Bohemia, Vol. 1&2』はブルーノートの1507番と1508番。1955年11月23日、ニューヨークのライブ・スポット、カフェ・ボヘミアでのライブ音源になる。 『バードランドの夜』を「ハード・バップ誕生の時と場所」とするなら、この『カフェ・ボヘミア』は「ハード・バップ成立の時と場所」とでも形容しようか。この『カフェ・ボヘミア』で、ハードバップは成立し、その演奏スタイルが確立された。

 

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1. Announcement by Art Blakey (Live) 1:32
2. Soft Winds (Live) 12:34  
3. The Theme (Live) 6:11
4. Minor's Holiday (Live) 9:11 
5. Alone Together (Live) 4:15 
6. Prince Albert (Live) 8:51

*1:「カフェ・ボヘミア」は「パイド・パイパーズ」という名の、グリニッジ・ヴィレッジの一般的なカフェテリアだったといいます。「カフェ・ボヘミア」と言う名のジャズクラブ へと転進したのが、55年春。ジャズ・メッセンジャーズが旗揚げした年でした。

*2:50年代末から60年代にかけて流行したジャズの流れ。明快なテーマにノリのよいアドリブ、熱気あふれる東海岸の黒人パワー。それまでの「ビバップ」の流れを継承しつつもわかりやすさを前面に出した演奏スタイルは多くの支持を得たといわれています。