欲しいものが、欲しいね。

植草甚一さんほど尊敬すべき人物はいないなァ。まねてもなれる存在ではないよね。

Landmark

Brian Blade & The Fellowship Band(ブライアン・ブレイド&フェロウシップ・バンド)

「Landmark」 

曲想に巧みに表情を持たせるブレイドのドラミングが聴かせどころ

Landmarks

Landmarks

 

 

ブライアン・ブレイドが自身の“フェロウシップ・バンド”を率いたブルーノート復帰作。

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サウンドはセピア色のジャケット写真の雰囲気そのもの。どこか懐かしくアメリカの自然を感じさせるサウンド。全て8ビートでカントリー/フォーク調です。穏やかな楽想の曲ばかりなので、高揚感を期待して聴くと裏切られるかも。ただし演奏自体は緩いわけではなく、バトラーとウォルデンのアドリブの質は高いですし熱い部分もあります。

 

01. Down River

02. Landmarks

03. State Lines

04. Ark.La.Tex

05. Shenandoah

06. He Died Fighting

07. Friends Call Her Dot

08. Farewell Bluebird

09. Bonnie Be Good

10. Embers

 

ブライアン・ブレイド(drums)
ジョン・カウハード(piano)
マイロン・ウォルデン(alto saxophone, bass clarinet)
メルヴィン・バトラー(soprano and tenor saxophone)
クリス・トーマス(bass)
with マーヴィン・シーウェル、ジェフ・パーカー(guitar)

 

ブライアン・ブレイドは1970年アメリカ・ルイジアナ生。ジャズミュージシャン、セッションミュージシャン、シンガーソングライター、バンドリーダー、作曲家です。担当楽器はドラム、パーカッション、ギター、ボーカル。様々なミュージシャンのレコーディング参加や、ライブサポートを常に続けながら、2010年の後半にはチック・コリアクリスチャン・マクブライドとのトリオでツアーを行うなど日々新しい音楽の息吹を求め、最も多忙なジャズミュージシャンの一人として世界を飛び回っています。

ジョシュア・レッドマンやマーク・ターナー、サム・ヤヘルのような同世代のコンテンポラリー・ジャズから、ジョニ・ミッチェルやダニエル・ラノワのようなフォーク・ロック/シンガーソングライター系のアーティストに起用される。ビル・フリゼール、ロン・マイルズといったジャズとフォール/カントリーを越境するミュージシャンからの評価も高い。
3連符の2つ割や8分音符の3つ割のようなポリリズミックなパターンやを演奏していても、一連の動作の中で常にダイナミクスやニュアンスを変え抑揚をつけているため、メカニカルではなく有機的に聴こえる。またトラディショナル・グリップとマッチド・グリップを使い分けるだけでなく、演奏中にスティックを握る位置や握り方もいろいろ変えている。

 

 

ディスコグラフィ

Brian Blade Fellowship (1998)
Perceptual (2000)
Season of Changes (2008)
Mama Rosa (2009)
Landmarks (2014)※本作