欲しいものが、欲しいね。

植草甚一さんほど尊敬すべき人物はいないなァ。まねてもなれる存在ではないよね。

Free Souls

Nicola Conte(ニコラ・コンテ)

「 Free Souls」

フリー・ソウルズ

フリー・ソウルズ

  • アーティスト: ニコラ・コンテ,ターシャズ・ワールド,ハイジ・ヴォーゲル,マーヴィン・パークス,ホセ・ジェイムズ,ブリジット・アモファー,メラニー・チャールズ,ローガン・リチャードソン,マグヌス・リングレン,ティル・ブレナー,テッポ・マキネン
  • 出版社/メーカー: ユニバーサル ミュージック
  • 発売日: 2014/03/19
  • メディア: CD
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ヨーロッパ・ジャズならではの洗練されたメロディーとクールな演奏。傑作として名高い『リチュアルズ』 (08年)、そして『ラヴ&レヴォルーション』(11年)につづく、3年ぶりのオリジナルアルバムです。ヨーロピアン・ジャズ・シーンを代表するミュージシャンが集結。スタイリッシュで踊れる聴きやすいサウンドの一枚。

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スキーマレーベルを代表するミュージシャン達のリラクッスしたご機嫌な演奏に、全曲ソウルフルなボーカルがフューチャーされています。
ジャズを基調にしたアーバングルーブにソウル、ブルース、ボサノヴァなどの絶妙なアクセントが散りばめられた良作ぞろいのアルバムです。

ニコラ・コンテはイタリアを拠点に活動し、ヨーロッパのクラブ・ジャズの世界のカリスマなギタリスト兼DJ件プロデューサーです。50年代から60年代に掛けてのジャズ、ボサノヴァフュージョン、アフロキューバンなどに影響を受けており、中でも特にブルーノート・レーベルとボサノヴァには思い入れが強いとのこと。本作はそんな彼による8枚目の新作となります。

オリジナル曲として収録されている多くの曲はかなり過去の名曲のエッセンスが入っていると感じました。またカバーを3曲収録。ボビー・ジェントリー、アーマッド・ジャマル、ラルフ・レインジャー/レオ・ロビン、
というマニアックなチョイスをしています。
忘れ去られた名曲群の魅力を再び磨き上げて新しい音楽として提供してくれており、DJとしても活躍している彼ならではの柔軟性を感じることが出来ます。

ダンディーな歌声のマーヴィン・パークス、パワフルな女性ヴォーカル、ブリジット・アモファ(Amofah)を始め、参加ヴォーカリストは総じて強力。次々に主役が変わるため、楽しく聴き通すことが出来ました。

あくまで主役はヴォーカルながら、インスト部分では所々でフルート、
ピアノを交えた透明感溢れるアンサンブルを披露しているのもポイント。
きっちり、ヨーロッパらしさも主張しています。

www.universal-music.co.jp

オトナの音楽を聴きたい。オシャレな雰囲気で楽しめる女子必見ジャズ・ミュージック。それがイタリアのカリスマアーティストがニコラ・コンテだと思います。

 

1 Shades of Joy (feat. Marvin Parks, Magnus Lindgren)
2 Goddess of the Sea (feat. Jose James)
3 Free Souls (feat. Bridgette Amofah)
4 Spirit of Nature (feat. Melanie Charles)
5 Ode to Billie Joe (feat. Bridgette Amofah)
6 Soul Revelation (feat. Tasha's World)
7 Ahmad's Blues (feat. Melanie Charles)
8 If I Should Lose You (feat. Marvin Parks)
9 Baltimore Oriole (feat. Bridgette Amofah)
10 Uhuru (feat. Tasha's World)
11 Sandalia Dela (feat. Heid Vogel)
12 African Other Blues (feat. Marvin Parks, Fabrizio Bosso)
13 Sunrise (feat. Logan Richardson)
14 A Prayer for Lateef (feat. Till Bronner) 

 

ファブリツィオ・ボッソ(tp)、ティル・ブレナー(tp)、テッポ・マキネン(ds)、マグヌス・リンドグレン(sax)